Balking パターン

第四章に突入.この章では Balking パターンについて学ぶ,

第三章で学んだ Guarded Suspension パターンではスレッドのガード条件が満たされていなかった場合は,ガード条件が満たされるまで待ち続けていた.Balking パターンでもガード条件が登場するのは同様だが,Guarded Suspension パターンとは異なり,ガード条件が満たされない場合にはすぐに処理を中断する.

この章で作成するサンプルプログラムでは,簡単なデータ自動保存プログラムのようなものである.データを変更し,しばらく間をおいた後保存を行うスレッドと,定期的にデータの変更を見に行き,変更されていた場合には保存を行うスレッドとの動きを見る.このプログラムでのガード条件は「データが変更されたか」であり,ガード条件が満たされていなかった場合には各スレッドは処理を balk する.

ようやく実用的なプログラムに使えそうな技術が出てきてテンションが上がってきた.この調子で今月末までにひと通りこの本の内容を終わらせたい.